こんにちは。インデンコンサルティングの溝渕です!
本日紹介するインバウンド関連ニュースはこちら。
要約すると、2015年あたりから相部屋・素泊まりで3000円前後にも関わらず、高いデザイン性でホステル形式の訪日観光客向け宿泊施設が急増しているそうです。
「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」(神奈川県足柄下郡湯河原町宮上742)
めちゃくちゃオシャレで、1泊3000円とは思えないですよね。
ただここで重要なのは、この施設は箱でマネタイズしようと思っていないであろう点にあります。
このホステルではバーの併設や、和風衣装のコスプレ貸出(有料)、カメラマンによる撮影(有料)も行っているようです。
つまりお金を持ってる観光客を安い宿泊費と高いデザイン性で惹きつけて、浮いたお金を様々な体験に使ってもらい一気にマネタイズすることが狙いじゃないかな。
海外旅行で高いホテルを予約するのって結構ためらいがちだけど、旅行先での異文化体験ってなると、ほいほいお金を使っちゃいますしね。
また近年の東南アジアからの観光客増加も背景にあるかと。やっぱり彼らにとって日本の物価はとっても高いから安いホテルの需要が大きくて、どこも差別化に必死なんじゃないでしょうか。
ただ単に外国人観光客にハード(箱)を提供するだけでよかった時代から、どれだけハードを安く提供して、日本文化体験からマネタイズする方向にインバウンド市場が動きつつあることを象徴するニュースでした。
またね!
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