インデンコンサルティングの田場です。
本日はコンサルティング全般について、考えたいと思います。
まず、タイトルの「中小企業が経営コンサルティングサービスを利用すべきか否か」
僕なりの答えは
「本当に信頼できる相手が見つからない限りNG」
です。
当社のようにインバウンド領域で企業様を支援していると感じるのが、
インバウンド消費を取りに行く=経営判断
ということです。
日系企業の大半は、何十年もの間、国内消費を相手に商売をしてきました。
今ある日系企業の大半は、
どんどん日本人の数が増え、
どんどん日本人1人1人の暮らしが豊かになる時代に誕生したため、
お客様=日本人という意識の会社が多いのかもしれません。
しかし、今後は日本人に匹敵する数の外国人観光客が日本を訪れる。
そして、そんな外国人を相手に商売をする、という決定は、
もはや経営者でなければ下させない時代に差し掛かっている気がします。
そこで、今日は企業の意思決定を支援する経営コンサルティングについて、
すこしまとめてみたいと思います。
まず、経営コンサルタントが関わる課題・問題は大きく3つ
・ヒト
・モノ
・カネ
です。
人・組織を良くする
商品・サービス・日々の業務を改善する
お金の苦労を解決する
この3点が、どの企業も抱える課題であると同時に、
どのコンサルタントもビジネスチャンスと捉えるポイントだといえます。
そして、経営コンサルタントには
大企業向け
中小企業向け
の2種類があります。
大企業向けの経営コンサルタントの特徴は
『専門性』
基本的に自社の巨大な組織で大半を賄えている大企業が、
「ここだけは他社に頼った方が良いな」
という業務を専門に請け負うのが、大企業向けのコンサルタントです。
よって、専門性が高く、例えば「ヒト」領域の業務なら
日本全国、どの会社にも支援が出来るといったような
1本の強烈な武器を持つのが特徴と言えます。
逆に、中小企業向けの経営コンサルタントは
『何でも出来る』
が強みと言えます。
規模の小さい会社であればあるほど、
ヒト・モノ・カネの全てに困っており、
その全てを一気に何種類も解決できるかもしれないのが、
中小企業向けのコンサルタントと言えます。
おそらくこのブログの読者に大企業の経営者はいないと思うので(笑)、
中小企業向けのコンサルタントをさらに深堀ります。
企業の悩みに何でも乗れる中小企業向けのコンサルタント。
では、そのコンサルタントに頼めば、全て解決するのでしょうか。
答えはNOです。
なぜなら、企業の悩み全てに精通することは不可能だからです。
だって、企業の悩みを全て解決できるなら、中小企業向けのコンサルティング会社は
全員大儲けできることになりますもんね(笑)
つまり、
企業の全ての悩みに対応できる=広く浅く関わる
ということが言えると思います。
知識は豊富で、何種類もの提案は出来るが、
実際にその業務を自社でやった経験や、他のクライアントで成功させた経験は乏しい。
そんなコンサルティング会社が、大半なのかもしれません。
あなたがマグロを釣りたいと思ったとき、
いろんな魚の釣り方を知っているが、マグロを釣ったことがない人
に教えを乞うでしょうか。
たとえ、その人がどんなにマグロの釣り方を教えるのが上手でも、
私なら釣ったことのない人間に教わるのは嫌ですね。
コンサルティングにも近いことが言えるのかもしれません。
1人とて同じ人間がこの世に存在しないように、
全く同じ状況の会社はないと思います。
ならば、いくら飲食店のコンサルティング経験があろうと、
〇丁目の角のお好み焼き屋さんの経営を立て直せるかは別問題なのかもしれません。
逆に言えば、
・実際に自社でも何か別業態の会社を経営している
・実際にお客様となる企業と似た状態を経験したことがある
この2つを兼ね備えたとき、本当に頼れるコンサルタントになれるのかもしれません。
1年で何千万円もかかるコンサルティング契約。
だからこそ、本当の「相棒」と呼べる企業や人物を見つけることが重要なのかも。
途方もない確率の出会いだと思いながら、
そんな出会いを提供できるコンサルティング会社を目指して、
我々インデンコンサルティングも日々精進です。
よって、
「中小企業が経営コンサルティングサービスを利用すべきか否か」
この答えは
「本当に信頼できる相手が見つからない限りNO」
本当に信頼できる企業を探す努力を怠らないことが必要なのかもしれません。
(参考URL)
0コメント