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◆「ざっくり言うと」◆
1. 観光庁は中国経済が訪日観光に与える影響は現時点で見られないと発表
2. 中国人観光客の伸びは鈍化しているものの国籍別訪日者数で首位
3. 中国人旅行者が真に日本への観光客として根付いたとの見方もできる
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中国経済の不透明感や人民元の切り下げが中国からの訪日観光に与える影響について、観光庁は「現時点(2015年8月19日)では訪日ツアーへ の特段の影響は見られない」と発表しました。
政府観光局の発表によると、7月の訪日外国人客 数は前年同月比51.0%増の191万8000人と、単月として過去最高を記録しまし た。円安相場の定着に加え、夏の旅行シーズンに向けた訪日プロモーションが需要を喚起したほか、航空路線の拡大、クルーズ船の大幅な寄港増加、消費税免税制度の拡充による買い物需要の拡大など考えられる要因はたくさんあります。
しかし景気の影響は本当にないと言えるでしょうか。実は訪日中国人数に対して悲観的な意見も出ています。前年同月比105.1%と2倍強を誇る 7月の中国人観光客数の伸びですが、6月の前年同月比(167.2%増)と比べると急速に鈍化しました。
ではこの状況下になぜ中国人旅行者が注目されているのでしょう。7月の中国からの訪日客数は国籍別ランキングでも堂々1位。伸びが鈍化しながらもこの記録がでたということは、逆に言うと景気の影響を受けてもゆるがない中国人客をとりこめたという見方もできます。外部要因に左右されにくい お客様をター ゲットにすることで今後の商機をつかむ可能性も高まりそうです。
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